若い地球と進化論

地球の歴史や人間の起源について考えるブログ

恐竜の骨:炭素法では4万年以内!

「なぜ恐竜は絶滅したのか」については、さまざまな仮説があります。例えば、氷河期によって死に絶えた、火山の噴火や隕石が衝突して絶滅したなど

それらに共通するのは、大きな気候変動(=低温)によって死に至ったとするものです。

 

進化論の考え方では、恐竜は約6500万年前に絶滅し、人類は約40万年前に誕生した、とされています。従って、恐竜と人間の時代は、かぶっていない、つまり遭遇していないことになっています。

 

ところが、カンボジアアンコールワット遺跡に彫られているステゴサウルスのような生き物、アメリカのユタ州の洞窟に描かれているアパトサウルスのような生き物、などの作品は「恐竜」という言葉や、恐竜の化石が発見されるよりも前に描かれました。

これらの彫刻や壁画は、あまりにもリアルなので実際に恐竜を見て描いたのではないかと言う人もいます。詳しくは、下記の記事をご参照ください。

恐竜は人間と同じ時代を生きていたのか? - 若い地球と進化論

 

また、世界各地に似たような「竜の物語」が伝わっていますが、そこで描かれる竜の姿は、恐竜と非常によく似ています。竜は「辰」という漢字で表され、いわゆる干支の動物のひとつです。干支の歴史は、紀元前1000年以上と言われていますが、辰以外の動物は、現存していることから、当時、人間は竜、つまり恐竜を目撃していた、あるいは、見たという先祖からの言い伝えがあったのではないか、という説もあります。

 

ちなみに「恐竜(dino・saur)」という言葉は、1850年頃、イギリス人のリチャード・オーウェンによって造られましたが、彼は、ダーウィンの進化論に猛烈に反論していたことで知られています。

  

今年は年初から、年代測定についての記事「放射性炭素年代測定」と「カリウム・アルゴン法」について取り上げてきました。記事のポイントは、

①さまざまな仮定や前提条件があるので、測定結果が絶対に正しいとは言い切れない

②(進化論によって)数億年前とされているサンプルが、炭素法によって10万年以内という結果がでても、進化論は正しいという信念(バイアス)があるので、測定結果の方を間違い(エラー)としてしまう可能性がある

ということでした。

 

今回は、これらのことを念頭に、恐竜の年代測定について取り上げてみます。

 

今回ご紹介するのは、個人の研究者が公開している、Carbon-14 dating dinosaur bones 「恐竜の骨:炭素法C14で測定すると40000年以内」というウェブサイトです。

 

ウェブサイトは英語ですが、いまはやりのAIでGoogle翻訳してみました。日本語がこなれていないため、かなり難解な文章となっていますが、おおよその内容は、つかめるのではないかと思います。

http://newgeology.us/presentation48.html

 

前半の内容におけるポイントは、

・2007年~2011年に、恐竜の骨のサンプルを、ジョージア大学(アメリカ・ジョージア州)の応用アイソトープ研究所で、炭素(C14)法によって測定したところ、22000年~39000年前という結果がでた。

・これらの結果を、アジアオセアニア地球科学学会などで発表したが、後に要約が削除された。「それらのデータには明らかな間違いがある」という理由だった。

・サンプル依頼当時、応用アイソトープ研究所では、それが、恐竜の骨だとは知らされていなかった。後に、恐竜の骨だとわかると、ジェフ・スピークマン所長は、サンプルの年代測定を断るようになった。

 

ここまでの話は、下記のYoutubeでみることができます。

www.youtube.com

英語が苦手という方もいらっしゃると思いますが、画面右下の「歯車」をクリックすると、英語の字幕が表示され、ナレーション速度を調整することができます。

f:id:darwinkieta:20190211114951j:plain

 炭素法による年代測定の信頼性が低いとされた理由は、持ち込まれた恐竜の骨が、細菌によって「汚染」され、その影響によって、測定結果が新しくでた可能性が指摘されたためです。勿論、ウェブサイトでは、あらゆる「汚染」の可能性をとり除いた、と反論しています。

 

細菌がくっつくほど「生体」であること自体が驚きですが、恐竜の(化石化していないという意味で)「生」の組織については、このウェブサイトの中でも紹介されている、メアリー・シュバイツァー博士(アメリカ)による、ティラノサウルスの大腿骨の研究があります。

ご紹介するビデオは、Creation Ministries Internatioalというオーストラリアのクリスチャン団体が作成しました。日本語字幕が表示されない場合は、画面右下の「歯車f:id:darwinkieta:20190218162133j:plain」をクリックすると、日本語を字幕として選択できるようになっていますので、字幕を表示してご覧ください。

 

恐竜の骨などの古生物や岩石の年代測定には、「誤差」と「汚染」の問題を避けることができません。何十億年というように、年代が古いものの場合、測定を単純化するための仮定が必須となるので「誤差」が問題となります。また、今回のように、測定年代が、従来の仮説をくつがえすほど新しければ、目的と違うものを測定しているという「汚染」が問題となります。

 

前回の記事でも触れましたが、溶岩の測定結果については「過剰アルゴン」の存在が、実際よりも古い年代を示すことがわかっていながら、測定結果である何十億年という年代を受け入れています。

その一方で、炭素法による恐竜の骨の測定結果については、「細菌による汚染がある」として、測定結果を認めないだけでなく、測定することすら拒否しています。このような態度は、決して科学的とは言えないように思います。

科学者たちは、地球は古い、恐竜は古いという固定観念、そうあるべきだという信念を守りたいだけなのかもしれません。

 

ご紹介したウェブサイトの後半には、トリケラトプスや中国で発掘された恐竜の軟部組織についての記事があります。ご興味のある方は是非、読み進めてみてください。