若い地球と進化論

地球の歴史や人間の起源について考えるブログ

コロナウィルス:聖書の視点から

2020年1月に始まった、日本におけるCOVID‐19、通称コロナウィルス感染。

ウィルスが変異を重ね、現在のオミクロン株になり感染者は増えていますが、重症化する割合が減り、日本政府の対応や国民の意識も変わってきたように思います。

 

聖書には、唯一の創造主である神が天地万物を創造したと書かれており、ウィルスも例外ではありません。聖書の視点では、コロナウィルスをどう理解すればいいのでしょうか。今から2年前、CMI(Creation Minisitries International)というクリスチャンの創造論伝道の団体が作成したビデオを紹介します。

ロバート・カーター氏(Robert Carter)は、生物学者ですが、ウィルスは本来良いもので人間に有益であるが、種を超えて感染すると病原性を発揮する。しかし、の病原性は、突然変異を繰り返すことによって弱毒化すると述べています。

 

創造におけるコロナウイルス - creation.com

カーター氏の考え方は、自身の研究(下記参照)すなわち、1918年のスペイン風邪を引き起こしたインフルエンザウィルス(いわゆるH1N1)が突然変異を繰り返した結果、2009年、ついに自然消滅した、という観察結果に基づいています。

A new look at an old virus: patterns of mutation accumulation in the human H1N1 influenza virus since 1918 「古いウィルスを新しい視点でみる~H1N1インフルエンザウィルスの突然変異の蓄積から~」

 

カーター氏によれば、突然変異は新たな適応を獲得する場合もあるが、多くの突然変異は適応力をもたないため、自然消滅してしまうのだそうです。

軽症化するコロナウィルス感染の現状をみると、2年前にカーター氏の言っていた通りのことが起きており、非常に説得力があります。ワクチン開発前のパンデミック中に、このように発言するのは非常に勇気がいったことでしょう。

 

進化論では、生き残りの原動力とされている突然変異ですが、実際の観察結果によれば、突然変異はむしろ消滅を運命づけられているように思われます。是非、ごらんください。