若い地球と進化論

地球の歴史や人間の起源について考えるブログ

2019-01-01から1年間の記事一覧

「親知らず」は、痕跡器官?

久しぶりの投稿です。今回は「親知らず」として有名な、第三大臼歯についてのお話しです。 私ごとですが、9月末に右下顎の奥歯にインプラントの手術をしました。手術前に何度かレントゲンをとりましたが、私の場合は「親知らず」に相当する第三大臼歯が写っ…

地球の誕生日

地球は一体いつ生まれたのでしょうか? 【はじめに】 一般的な考え方では、地球の年齢は約46億年とされています。その根拠となっているのは、アメリカの地球化学者である、クレア・パターソン(Wikipedia)による「隕石の年代測定に関する研究」です。彼が測…

花粉のパラドックス

ご無沙汰しております。長らく更新されないのに、あきらめずにブログをご覧になっていただいる方、ありがとうございます(涙) 【失われた世界】 『失われた世界』という作品をご存じでしょうか?シャーロック・ホームズの著者として有名なコナン・ドイルに…

石炭に「炭素14」の大発見!

久しぶりの投稿になります。今年4月から1年の予定ですが、大学院で公衆衛生を学んでいます。更新のペースが少し遅くなっていますが、令和もよろしくお願いいたします。 今回のテーマは「石炭の年代測定について」です。石炭は世界中の地層の中に存在していま…

科学とは?:実験科学と歴史科学

科学的とは一体何でしょうか?私たちは、〇パーセント、〇年前など、数字で表されると、それは科学的だから本当だと信じやすいものです。数字は確かに客観的な表現法ですが、数字を出す計算方法が主観的だと、実は、計算結果である数字も主観的なのです。こ…

科学と信仰は両立できるのか?

よく「科学と信仰は両立できるのでしょうか?」と聞かれることがあります。ここで言う「信仰」とは、天地万物を創った唯一の神(=創造主)がいると教えている信仰、すなわち、アブラハムを信仰の祖とする、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教のことを指しま…

ネアンデルタール人は、よく似ている

昨年12月、ネアンデルタール人は、文化的にも解剖学的にも我々によく似ているという話をしました。 darwinkieta.hatenablog.com このブログでは、オーストラリアのクリスチャン団体”CMI=Creation Minisitries International”の記事を時々紹介しています。 c…

恐竜の骨:炭素法では4万年以内!

「なぜ恐竜は絶滅したのか」については、さまざまな仮説があります。例えば、氷河期によって死に絶えた、火山の噴火や隕石が衝突して絶滅したなど。 それらに共通するのは、大きな気候変動(=低温)によって死に至ったとするものです。 進化論の考え方では…

もっと「昔」は測れるの?:続・年代測定のナゾ

前回の記事:「昔」は測れるの?:炭素年代測定のナゾ - 若い地球と進化論 では、炭素を使った年代測定法についてお話ししました。 炭素年代測定法のポイントは、 ① 5~10万年前までしか測れない ② さまざまな仮定(前提条件)があり、測定はしているものの、…

「昔」は測れるの?:炭素年代測定のナゾ

みなさま、ハッピーニューイヤー! 年改まって2019年、最初の話題は「年代測定」についてです。 年代測定と言えば、放射年代測定のことを言います。放射年代測定法とは、不安定な物質(=放射性物質)が、放射能を放出する(=崩壊といいます)ことによって…